サイボーグ先輩からゆずり受けた、ベタのタカミ社長。
最初はやむおえない事情があり、お預かりということで客人として我が家に招きました。
ベタは、水槽の大きさや温度設定やらの細かい世話がいらないので、熱帯魚でも比較的お手軽に飼えると聞いていたのですが、客人に失礼があってはならないと思い調べてみると、グラスの中で飼えるといわれているベタですが、やはりそれなりの空間と26度程の温度が適切であるとされていました。
寿命は一年程。
一年しか生きられない。
あまりの短命に、ちょいと衝撃的でした。
短い一生。
少しでも快適に過ごして頂きたい。
熱帯魚を飼育するのは初めてだったので、ペットショップのお姉さんに相談しながら、社長部屋が完成しました。
ペットショップのお姉さんも、ベタの飼育に関する間違った情報に嘆いておりました。
生き物を飼うのに、簡単なことはないのですな。
皆川家では、いままでアヒルやうさぎ、カメ、モルモット、文鳥、インコ、犬と、いろんな動物を飼っていましたが、改めて思い知らされました。
ベタは、水面に上がり自分で酸素を取り入れるので、水草や酸素ポンプは必要ないのですが、初めての飼育なので大事をとって設置しました。
そして、失敗。
水草に菌がついていたようで、社長に白いカビが生えてしまいました。
早急に熱帯魚を長年飼育している友人に相談して、少しだけ塩を入れた水でこまめに水槽の水の入れ替えをしていたら、すぐに治りました。
熱帯魚師匠の指導のもと、エサの量も説明書よりも少なめに。
エサのやり過ぎは水の汚れる原因だそうです。
熱帯魚は、水が綺麗なのが一番いいようです。
水草には懲りましたが、酸素ポンプは水が汚れにくくなるようのうなので、今でも設置しております。
社長と過ごして一年間近の頃、サイボーグ先輩から「引き取ろうか?」と連絡がありましたが、もはや手放せません。
社長を看取るのが私の役目。
サイボーグ先輩は快く承諾してくれて、社長は私のものになりました。
ちなみに、なんでタカミ社長という名前なのかは知りません。
どこぞの社長さんの名前のようです。
私が「社長っ!!」と呼ぶと嬉しそうに寄ってくる。
と、思ってましたが、ベタは攻撃的な魚種ですので、単に縄張り意識で威嚇してただけのようです。
「私の部屋に無断で入るとは何事だっ!!」てな感じでしょうか。
この写真は最近の写真なので、もうほとんどヒレやらなくなってしまってますが、全盛期の頃はとてもりっぱな背びれや、長くて美しい尾ひれをゆらゆらさせながら堂々と泳いでおりました。
最近は水槽の下で常にじっとしておられます。
心配になって近寄ると未だに威嚇しよるが、威嚇になってません。
少しパクパクするぐらいです。
仕方がない。
もう二年以上生きておられるのですから。
社長というより、会長というべきでしょうか。
ベタの世界では驚くべき長寿ではないかしら。
もはやいつ死んでも驚きはしません。
でも、なるべく少しでも長生きしてほしいと思います。
よっ!!社長っ!!
(ノ^Д^)ノ