東京公演が終わり、家に戻るとペットの熱帯魚が天に旅立ってました。


以前、ブログで紹介させてもらったベタという熱帯魚の社長です。
 ↓
社長


どうやら、私が大阪に戻ってくる3日前くらいに旅立ったようです。

ご高齢ゆえ、なんとなく予感はありましたが、いままで飼っていたペットが旅立つ時には必ずそばにいれたので、最後のお別れができないのは悲しいと思いました。

私がしんみりしていると、オカンが「ちゃんと冷凍してるから。」と言う。

一瞬理解できなかったのですが、ちゃんと最後のお別れができるように冷凍保存していてくれたんですな。

冷蔵庫で。

ホント「オカンってすごいっ。」と思った。


冷凍庫を開けると、社長は丁寧に綺麗に保存されてました。
ありがたいんだけど、変な感じです。

だって、なんだか夕食みたいになってるんだもの。

社長には申し訳ないけど・・・、笑っちゃうよねぇ。


社長は、本当に長生きしはりました。
寿命1年のはずが、2年半以上生きましたから。
単純計算で人間に例えると、200歳ぐらいかしら。

だいぶん前に、黄金に輝く社長がふわふわと優雅に泳いでいる夢をみました。
予知夢じゃないけど、最後の挨拶かしらと「もう永くはないのだろう。」と覚悟してましたが、それ以来、妙に元気になって、旅立つ気配なし。

きっと、あの時に社長は妖怪になったんだと、今では思う。


晩年は、背ヒレも尾ヒレも溶けちゃって優雅に泳げなくなったけど、尻尾の筋力で飛び跳ねて、力強く生きてはった。
妙な縁で出会った社長だったけど、こんなに永くそばにいてくれるとは思いもよらなんだ。

少し冷たい思いをさせちゃったけど、ちゃんと最後のお別れができてよかったです。




「ありがとう。」と「お疲れ様でした。」と、伝えました。